霧の中のヒカゲヘゴ

ヒカゲヘゴ
ヒカゲヘゴ

 昨日は朝からどんより曇り空、お昼からは細かい雨が降り出し、夜中にはカミナリ混じりの土砂降りとなりました。
 午後の金作原でも霧雨が降りましたが、風が無く、森はすっぽりと霧というか雲というか。
 おかげで久しぶりにメインのヒカゲヘゴでは、こんな幻想的な風景を見ることが出来ました。
 雨でも、それなりの表情を見せてくれます。

アマミテンナンショウ

アマミテンナンショウ(雄株)
アマミテンナンショウ(雄株)

 今朝、出勤しようと玄関を出ると暖かい南風が吹いていて、暖かいというより、なんか季節が変わった感じです。
 今日の午後の森では20度ありました。
 来週にはもう一度気温が下がるようですから油断はできませんが、どうやら今シーズンは10度を下回ることなく春を迎えるようです。
 時期的には花の時期を終えつつあるアマミテンナンショウですが、散策路脇はドングリが無くて飢えたリュウキュウイノシシが土をひっくり返しているためにアマミテンナンショウの花の咲きそうな株が見当たらなかったのですが、ようやく藪に隠れている株を見つけました。ちょっと花のピークは過ぎているようですが、葉っぱより高いので雄株のようです。
 近くには小振りの雌株の蕾を見つけているので、明日にでも投稿します。

マングース捕殺トラップ

マングース捕殺トラップ
マングース捕殺トラップ

 今朝の金作原探検コースで2名の方をご案内、現地で散策開始をしようとすると、環境省のマングース駆除を行っているマングースバスターズの方がちょうどゲートの鍵を外して、原生林に入るところでした。
 ここ数年はマングースの駆除が進み、先日も島内の生息数は10匹ぐらいじゃないかという報道もありました。
 そのため、散策路からもマングース捕殺トラップが数年前で撤去されていて、ご紹介することが出来なかったのですが、今日お会いしたバスターズの方にお聞きしたところ、散策路から外れた山中には、まだ設置しているとのこと。
 それなら、見本でいいから、散策路に1つ設置してくださいとお願いして、お別れした後、オキナワウラジロガシへの階段の手前に行くと、「見本」と書かれた捕殺トラップがありました。
 さきほどのお話の後においてくれたのか、それとも、昨日までに置いてくれたのかは不明ですが、少なくとも、昨日の午前中はありませんでした。
 わざわざ、設置、ありがとうございます。
 ちゃんと、通常の設置と同じようにピンクのリボン付きです。

昆虫トラップ?

ペットボトルの昆虫トラップ?
ペットボトルの昆虫トラップ?

 今夜から梅雨空に戻りそうですが、今日の午前中の森も25度もいかず、湿度も65%ぐらいと涼しかったです。
 しかし、ヒメハルゼミの大合唱でした。
 変な梅雨です。

 森を歩いていると、道端の木になにやら紐で固定されています。ペットボトルの上部を切断し、それをさかさまに突っ込んだものをひっくり返していました。
 おそらく、下から入った虫が出れないように、捕獲するためのトラップと思われます。
 周囲に研究目的とか許可を得たというひょうな標識もありませんし、あまりに稚拙なトラップです。
 金作原原生林は国立公園のコアゾーンですから、当然ながらこういうトラップの設置は違法です。しかしながら、勝手に撤去していいものかも判断つかず。
 この記事を国立公園を管理している奄美野生生物保護センターに報告して判断を仰ぎたいと思います。

追記:確認してもらったところ、やはり違法設置の昆虫トラップのようで、対処してもらえることになりました。

大きなキツネノボタン?ミツバでした。

ミツバ
ミツバ

 散策路の中では、昨年の台風24号で大きなダメージを受けて、倒木などでぽっかりと森に穴が開いた場所、ギャップがあります。
 陽当たりがよくなったために植生が変わっていくだろうなと思っていたら、大きなミツバのような葉の株が陽当たりのいい場所に生えてきました。
 散策路には以前からキツネノボタンというミツバにそっくりの葉っぱの雑草が生えていて、てっきり、このキツネノボタンが陽当たりが良くて大きい葉をつけた個体が生えてきたと思っていたのです。

キツネノボタン
キツネノボタン

 それにしてはデカい葉のキツネノボタンだなと思いつつ、あらためて調べてみると、ミツバでした。(こちらのブログ記事で見分け方が解説されています。)
 よく見ると、葉っぱの付け根の形態が違いますね。
 またまた、思いこみで間違ってしまっていました。
 しかし、野生のミツバ、どこから種がやってきたのでしょう。不思議です。

ハゼノキの紅葉?黄葉?

ハゼノキの紅/黄/オレンジ葉
(ちょっとぴんぼけですいません)

散策路沿いのハゼノキです。Wikipediaで見ると、移入種の説明があるのですが、英名はJapanese Wax Treeというんですね。それだけ古くから日本に帰化した植物ということなんでしょう。
落葉樹で奄美でも色づいて鮮やかな 紅葉が見られる、散策路や場所によっては写真のように黄葉というかオレンジ色になります。
どういう仕組みで紅だったりオレンジだったり黄になるのか。
ツアーに参加して聞いて下さい。

期間限定!ヒカゲヘゴの断面

ヒカゲヘゴの断面
ヒカゲヘゴの断面

10月の台風24・25号の影響で強風と潮にひっぱたかれた森ですが、ぐんぐんと新芽が出てきてます。逞しいですね。自然は。

そんな中、恐らくあと1・2か月で見れなくなると思いますが、倒れたヒカゲヘゴの断面を見ることができます。

表面の皮の下、周囲の黒っぽい部分はパイプ状になっていて、皮の表面を覆う毛根とこのバイプ状の組織は黒くてかなり長い期間残ってます。

しかし、中の白っぽい部分はスポンジのように柔らかく、すぐに分解されて無くなってしまいますので、見たり触ることができるのはここ1・2か月でしょうか。

クサギの花のような実

ゴンズイの実
クサギの実

台風24号で車両が通行できなくなっていた、従来ご案内するコースのスタート地点までの奄美中央林道ですが、奄美市から委託を受けた造園業者による今日までの作業で通行できるようになりました。

とりあえず、今日の午後のご案内は作業の邪魔にならないように、知名瀬林道が奄美中央林道に合流する地点から歩いて入りましたが、重機などを使ってきれいに倒木を除去してくれています。

しかしながら、従来ご案内するコアゾーンの散策路は台風25号でさらに木々が倒れています。幸い、歩いてのご案内はできる状況ですので、明日から従来のコースをご案内する予定です。

写真は知名瀬林道からの合流地点から歩いた中央林道沿いにあったクサギの実。まるで花のようです。

(2018/10/9 修正:ゴンズイと思いこんでいたら、クサギでした。屋久島のガイドさんに指摘されてしまいました。お詫びして、修正いたします。)

台風24号の爪痕

林道に倒木
林道に倒木

久々に強烈な台風でした、24号。土曜日の夕方から吹き荒れた風雨は、夜中に一度、台風の目の中に入ったので収まったのですが、明け方には強烈な吹き返しの風。

自宅はテレビのアンテナがなぎ倒されてしまい、洗濯物干し場の屋根の一部壊れてしまいました。

お天気も回復したので、今日の10時にスタッフ4名で金作原原生林のチェック&整備へ出かけました。

続きを読む 台風24号の爪痕

台風19号の被害はほとんどありません、が。

メインのヒカゲヘゴと倒木
メインのヒカゲヘゴと倒木

かなりの風雨をもたらした台風19号。昨夜通過したので、お昼過ぎに早速、金作原原生林へ林道と現地チェックへ行ってきました。

すでに奄美市が入ってくれていて、知名瀬の農道沿いではモクマオウがあちこちで叩き折られていましたが、最低限の撤去が行われていました。林道も崖崩れなどはまったく無く、小さな石が転がっていたり、折れた枝などが散乱していましたが、手作業で撤去してきました。ツアーは催行可能ですので、明日より再開します。

しかし、これまで見たことが無いような場所から水が流れ出していましたので、まだどこで倒木や崩落があるかわかりません。松くい虫で枯れた松も所々で倒れていました。

散策路はほとんどダメージはなかったのですが、メインのヒカゲヘゴのそばでは写真のように林道に倒木が横たわっていました。徒歩での通行は可能です。