剥がれ落ちた木々、そして再生

再生する株
再生する株

昨年秋に連続した台風は金作原原生林でもあちこちに傷跡を残しました。

写真はメインポイント手前の斜面の上から剥がれ落ちた木の株です。

腐葉土層が薄く、へばりつくように根を張っていましたが剥がれ落ちてしまいました。

しかし、深い森と大量の雨が落ちてきた株を枯らすこと無く水を与え、倒れた幹からはたくさんの苗木が生まれてきています。

右奥から伸びてきているのが元の幹、そして、そこに小さな苗木ができているフカノキです。

緑のブローチ

アマシバの石化(せっか)
アマシバの石化(せっか)

このブローチのような花のような不思議なものはアマシバの葉が奇形してできた石化(せっか)というものです。季節は関係ありません。

通常は茎が伸びて葉が出てくるのですが、茎が伸びずに葉が出てしまうのでこういう形になります。

湯湾岳の山頂近辺にも多いのですが、金作原原生林の散策路に生えているまだアマシバに見ることができます。

石化(せっか)というのは写真のものも既にそうなっていますが、端のほうから白化して堅くなってしまうことらしいです。

ただ、これは地元の植物に詳しい方に教えてもらった記憶で、検索してみたところ石化という現象の名前はありませんでした。もし間違いなどがありましたらご指摘下さい。

シマグワの不思議な葉の形

シマグワ
シマグワ

金作原だけではなくて、町中などでもよくみかけるシマグワです。

名前の通り、クワ科で”シマ”とありますが、「琉球弧 野山の花」によると分布は日本各地です。

沖永良部島の知名町では、このシマグワを粉末にする工場を建設し4月から稼働予定だそうです。(南海日日新聞の2012/1/11記事より。該当記事の場所を探すのが大変なので一部引用します。)

知名町は本年度、シマグワの葉などを粉末化して業務用販売する「えらぶ特産品加工場」の整備を進めている。沖永良部島に自生するシマグワは、本土産に比べ動脈硬化の予防などに有効なポリフェノール含有量が高いとの研究結果が出ており、健康食材として近年脚光を浴びている。同町では「新品目を発掘することで農業振興を図り、地域活性化の起爆剤になれば」と期待を寄せている。加工場は4月稼働を計画。

ある程度大きな木は見慣れた葉の形ですが、ときたま深く切れ込みのような葉の形があり、こちらの写真でも左の葉がそうなっています。

不思議な葉をしたシマグワ
不思議な葉をしたシマグワ

先日から気になっていたのが、散策路の道端にある、こちらのシマグワ。

なんだか複雑な不思議な形です。

どういうのが原因で、こんな形になるんでしょうね。

メインポイント

メインポイントのヒカゲヘゴ
メインポイントのヒカゲヘゴ

昨日は前日までの台風のようなお天気も回復、午後から少し曇り空でしたが穏やかな金作原原生林でした。

写真はメインポイントのヒカゲヘゴです。いつも見慣れているのですが、少しづつ伸びてるはず。

記録のためにもアップしておきます。

ご案内したお客さんは10年前にもご案内したリピーターの方、”あの時はこうだった・・・”と懐かしい話をお聞きすることができました。

さらに10年後、どうなってるでしょうね。

のびのびクワズイモ

のびのびクワズイモ
のびのびクワズイモ

一般車両の通行禁止となってから、散策路の端っこに生えていたクワズイモが、車にぶつけられることもなく、他の植物と争う必要がないので、道側にのびのびと育っています。

緑のステンドグラス

クワズイモ
クワズイモ

今朝の金作原原生林は雨でしたが、風もなく、雲の中に森が沈んでいるようでした。

写真はメインスポットのヒカゲヘゴの群落の下にあるクワズイモです。

ヒカゲヘゴの落葉がいい肥料になっているんでしょうか、このクワズイモは巨大で、一時期は人の高さを超えていましたが、自分の重さに耐えられずに倒れてしまいました。

しかし、昨年から再び伸びてきて、今では葉っぱの下に人がかがむと入れる大きさになりました。

葉っぱの下から見上げると、葉の表の濃い緑とは違って、光が透けてみえます。緑色のステンドグラスのようです。

散策路スタート地点

散策開始ポイント奄美市名瀬長浜町と名瀬朝仁新町の間、朝仁トンネルの上にある赤碕公園方面から宇検村方面へ奄美中央林道を南下すると、奄美市名瀬朝戸へ下る林道との三叉路があります。

なお、奄美中央林道は全線未舗装の砂利道でレンタカー等の走行は危険です。また、ほとんどの場所で携帯電話は圏外となります。ここから奄美中央林道の宇検村方向へは2010年の豪雨災害で通行止めのままとなっています。

この三叉路の前後にスペースがありますので、通行する他の車輌の邪魔にならないように車を停車させて、ここから徒歩での散策開始です。

一般車輌通行禁止上の写真の左にある看板が左の写真です。

国有林を管理している鹿児島森林管理署によって一般車輌の通行は禁止されていますので、車でここを通り抜けて朝戸方面へ抜けることは原則禁止されています。また、森林管理署などパトロールの車が通行することがありますので、車輌の進行を妨げるような駐車はしないで下さい。路肩に駐車する際には、ぬかるみやくぼみにはまらないよう注意が必要です。

観光ネットワーク奄美の金作原原生林ツアーをはじめ、多くのツアーがここから片道約1.2Kmを説明しながら散策し、同じ道を折り返すコースとなっています。

案内板

 奄美中央林道から朝戸峠へ抜ける道の三叉路、通常はここから徒歩で散策します。

散策路に入ると金作原原生林を紹介する看板があります。

ここから先は徒歩で散策する方が多いので、車は乗入れないようにお願いします。入り口には管理者である鹿児島森林管理署長の名前で一般車両通行禁止の看板があります。