サケバゼリ

サケバゼリ
サケバゼリ

 ガイドの仕事もなく、すっかり足が遠のいていた森ですが、その間に5月10日には梅雨入りして、集落近くの道路沿いでは、イジュ・ゲットウ・クマタケラン・コンロンカ等々、梅雨の花が咲き始めています。
 森はどうかと久しぶりに出かけてみると、梅雨らしく濃霧に包まれた森はしっとりと濡れ、梅雨の花々が蕾を膨らませ、咲きだしています。
 道端にはサケバゼリの白い花。野生のセリで食用にはならないようです。

トベラ

(本エントリは「あまみ便り」に掲載したオキナワトベラトベラの記事を再編したものです。)

オキナワトベラ
オキナワトベラ(雄株・雄花)

 新型コロナウイルスによる緊急事態宣言により、金作原原生林ツアーも3月末からストップしていますが、その間にも森の生き物たちは春を迎えて変化していってます。
 しばらく行かないと変化がわからなくなる、ということで21日に久々に森へ出かけました。
 オキナワウラジロガシへの尾根道沿いにはいつもの春のようにトベラが花を咲かせて、いい香りが漂っています。
 写真を撮影して、あらためて調べてみると、以前から利用していた「琉球弧 野山の花」その更新版である「琉球弧・植物図鑑」にはトベラとだけ掲載されているのですが、「琉球の樹木」にはトベラは本州からトカラ列島に分布し、奄美群島から先島諸島まで分布するものはオキナワトベラとなっていました。
 葉先が少し尖っている、葉の縁が丸まってない、花柄が長い、等の特徴が違うようです。また、小笠原に分布するシロトベラというものに近いとか。

トベラ
トベラ

 そして、雌雄異株というので21日に撮影した花をよく見ると雄株(雄花)のようです。それで、実を見たことがなかったのですね。
 じゃあ、雌株(雌花)はどこにあったっけ?と探したのですが見つけきれませんでした。林道沿いで見かけているような気がしたのですが・・・
 そこで、自宅近所をお散歩した時に公園に植栽されているトベラを観察してみました。図鑑風に編集した画像がそうです。
 まずはオキナワトベラとの違いがわかりやすいですね。葉の表面が光沢がある(蝋質が厚いのかな?)、葉の縁が丸まっている、花茎が短い、等です。
 そして、雄花のおしべが4本ほど出ているのと、雌花の子房が真ん中にある、という花の違いもよくわかります。
 オキナワトベラを見るのは難しいかもしれませんが、トベラは道路沿いや公園などにたくさん植栽されていて、今が花の季節です。近くで見かけた時には是非、近くで観察してみてください。

霧の中のヒカゲヘゴ

ヒカゲヘゴ
ヒカゲヘゴ

 昨日は朝からどんより曇り空、お昼からは細かい雨が降り出し、夜中にはカミナリ混じりの土砂降りとなりました。
 午後の金作原でも霧雨が降りましたが、風が無く、森はすっぽりと霧というか雲というか。
 おかげで久しぶりにメインのヒカゲヘゴでは、こんな幻想的な風景を見ることが出来ました。
 雨でも、それなりの表情を見せてくれます。

アマミイシカワガエル

アマミイシカワガエル
アマミイシカワガエル

 数日間の大荒れのお天気から一転、昨日から快晴となり、気持ちのいい青空と新緑の森となっています。

 今月になり、散策路脇の道路脇の山水が流れ出ている岩の間にアマミイシカワガエルが姿を見せていました。先週は一旦、姿を消していたのですが、今日は再び姿を見せてくれました。
 ちょっと黒っぽい個体です。

ナンゴクアオキ

ナンゴクアオキ
ナンゴクアオキ

 今朝は今シーズン最後の冷え込みだと思うのですが、10度ほどまで冷えました。
 お昼には20度近くに、そして明日からは一気に暖かくなる予報です。
 森では鮮やかな新芽と花々が目立つ季節となりました。

ギンリョウソウ咲き始めました

ギンリョウソウ
ギンリョウソウ

 1月12日に蕾を見つけたギンリョウソウ。
 いつもより早い!と思ってましたが、そんなこともなく、3月に入ってようやく咲き始めました。
 また、この場所とは別にもう1か所。去年までは数年間、顔を出してなかった場所に群落が出来ています。

アマミテンナンショウの雌株

アマミテンナンショウ(雌株)
アマミテンナンショウ(雌株)

 今年は、アマミテンナンショウの花をあまり見ないなと思っていましたが、ここにきて数株見つけました。
 しかし、葉っぱより高く咲く、雄株の花ばかり。
 ところが、散策路スタート地点脇に雌株が咲いているのを、見つけました。
 イノシシに荒らされて、今年はダメだと思い込んでいた場所です。
 葉は他の株よりも大きいのですが、葉の下のほうに小さな花が咲いていました。

アマミテンナンショウ、盗掘

アマミテンナンショウ、盗掘跡
アマミテンナンショウ、盗掘跡

 先日ご紹介したアマミテンナンショウの花。
 一昨日もご案内したお客さんに見ていただいたのですが、昨日、ご紹介しようとすると、無くなっていました。
 リュウキュウイノシシの仕業であれば、こんなピンポイントで刳り貫くようなことはしません。恐らく人為的なものでしょう。
 残念です。奄美野生生物保護センターには報告しておきました。

アマミテンナンショウ

アマミテンナンショウ(雄株)
アマミテンナンショウ(雄株)

 今朝、出勤しようと玄関を出ると暖かい南風が吹いていて、暖かいというより、なんか季節が変わった感じです。
 今日の午後の森では20度ありました。
 来週にはもう一度気温が下がるようですから油断はできませんが、どうやら今シーズンは10度を下回ることなく春を迎えるようです。
 時期的には花の時期を終えつつあるアマミテンナンショウですが、散策路脇はドングリが無くて飢えたリュウキュウイノシシが土をひっくり返しているためにアマミテンナンショウの花の咲きそうな株が見当たらなかったのですが、ようやく藪に隠れている株を見つけました。ちょっと花のピークは過ぎているようですが、葉っぱより高いので雄株のようです。
 近くには小振りの雌株の蕾を見つけているので、明日にでも投稿します。