原生林の中におおぶりの花というのはほとんどありません。
ところが散策路に白い大きな花が咲いていました。サキシマフヨウです。
サキシマフヨウは本来、日当たりの良い平地や開けた崖などに生えていて、秋になると白い花がたくさん目立ちます。
ところが、ここは写真のように数年前の台風で大きな木が倒れてできたギャップで、日当たりのいいギャップの下に1輪だけ咲いていました。
サキシマフヨウだけでなく、この場所にはタラノキ、リュウキュウバライチゴ、リュウキュウイチゴといったサキシマフヨウと同様に日当たりのいい道端に生える植物が小さな群落を作っていて、この前後にはこれらの植物は生えていません。
日当たりが良すぎるので、本来の照葉樹はすぐに生えてこなくて、まずはこれらパイオニア的な植物が群落を作ります。もう少し日当たりがいいとススキや松が生えるんでしょう。
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