タネガシマムヨウラン

季節
タネガシマムヨウラン
タネガシマムヨウラン

 散策路の折り返し、オキナワウラジロガシへと続く階段の脇にタネガシマムヨウランの花茎とつぼみを2株確認していたのですが、台風10号の影響か、花がきちんと咲かないまま終わってしまっていました。

 ところが、今日の午前の散策を終えて帰ろうと未舗装の林道を車で走っていると、道端できれいに咲いているタネガシマムヨウランを見つけました。

 ここは昨日、団体さんはバスが通れない林道なので歩いてご案内した場所だったのですが、その時はまったく気づいていませんでした。しかも、林道のすぐ脇。

 タネガシマムヨウランは種子島無葉蘭のことで、腐生ランといわれるものです。こういった腐生植物は根に菌類を共生させ、有機物から菌類が作り出す栄養分を得るので光合成をおこないません。それで葉っぱが無い、無葉ということだそうです。花が終わった後は全く何も無くなり、どこにあるかは通常はわかりません。また、菌類と共生できる、安定した場所で無ければいけないので、来年、また出てくる保証はありません。オキナワウラジロガシへの階段の株も数年ぶりに確認しています。

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