アオノクマタケラン

アオノクマタケラン
アオノクマタケラン

原生林の中で梅雨時の花の一つ、アオノクマタケランがようやく咲き始めています。平野部ではもう咲き終わりの頃なのですが。

ランとついていますがショウガ科の植物です。

奄美にはゲットウ(月桃)、クマタケラン、アオノクマタケランと似たような3種類があり、島の方言ではすべて”サネン”といいます。

とある植物研究家の方によると、ゲットウとクマタケランは昔、中国あたりから持ち込まれたという説があり、確かに山には生えていません。あるとすれば、昔は畑として利用された、あるいは集落などがあった場所です。

島のお菓子でカシャ餅というよもぎ餅があり、これを包む葉がサネンと言われているので、この3種類のどれかがあやふやになっているようですが、アオノクマタケランの葉を使うようです。カシャ餅に使うにしてはゲットウは葉が厚く、香りが強すぎ、クマタケランは葉が小さすぎます。とはいえ、ゲットウを使う、という方もいらっしゃるようですが。

なお、カシャ餅の”カシャ”はどうやら柏、つまり柏餅からきているようで、これが鹿児島だと柏の葉の代わりにサンキライの葉が使われ、奄美ではサネンが使われるというふうに土地柄によって変化しているようです。

クワズイモの蕾と花と新芽

クワズイモの蕾と花と新芽
クワズイモの蕾と花と新芽

1月に「緑のステンドグラス」とご紹介した、メインポイントのヒカゲヘゴの下にあるクワズイモ、その後、無残にも葉が切られてしまいました。(上記記事のトラックバックにリンクされた記事参照)

それから、4ヶ月、ようやく新芽が伸びてきて開いてくれました。

その下にはちょうど花が咲いて(画像の下、真ん中よりちょっと右のとんがった形)いて、その左には角のように蕾もあります。

森は梅雨の湿った空気に包まれていました。

(閲覧注意)シマグワを食べる虫

食べられるシマグワの葉
食べられるシマグワの葉

先日、ビニールのような桑の葉という記事で緑の部分が食べ尽くされたシマグワの葉をご紹介しましたが、一昨日、ちょうど葉を食べられているところを見つけました。

ちょっと気持ちのいいものではありませんので画像を小さめにしています。クリックすると拡大表示されますが、閲覧はご注意下さい。

チョウかガの幼虫でしょうが、何の幼虫でしょうね。一匹なら近づいて見るのですが、こう集団でいるとね・・・・

踊っているよう。キンギンソウ。

キンギンソウ
キンギンソウ

地味ですが、屋久島・種子島以南に分布するランの仲間です。

通常はスラッとまっすぐ立って花を咲かせているのですが、この株は以前から根が浮いて大丈夫かなと思っていました。

先日、ふと見ると花が咲いてはいますが、クネクネと曲がって、まるで踊っているよう。酔っ払っているようにも見えます。

根が浮いているので風に左右に煽られてできた形なんでしょうか。

 

森の中のカクチョウラン

カクチョウラン(アップ)
カクチョウラン(アップ)

屋久島・種子島以南に分布する大型のランです。

「鹿児島県希少野生動植物に関する条例」で捕獲・採取などが禁止されている種の一つです。
捕獲・採取を行った場合、罰則(最高で1年以下の懲役又は50万円以下の罰金)が科されることになります。

先日はもう少し山の下の方の日当たりのいい場所で咲いていた株をご紹介しましたが、これは金作原原生林近くの森。

金作原原生林の中のつぼみもかなり膨らんできました。

咲いているのはこれだけではなくて3株あるのですが、その一つをアップにしてみました。

カクチョウラン
カクチョウラン

全体はこのような感じです。

しかし、実際には5株あるのですが、2株は残念ながら花茎の途中から切断されて持ち去られてしまってます。

これだけの大型のランを普通に見れるといういこと自体が価値があると思うのですが、残念です。

追記(4/28):残念ながら写真の右の2株は根こそぎ盗掘されてしまいました。

ビニールのような桑の葉

桑の葉
桑の葉

シマグワの緑の葉の中にビニールのように薄く半透明になった葉がありました。

虫に表面の柔らかいところだけを食べられてしまった葉です。

見事というかある種きれいな食べ方です。

こんな食べられ方をしてしまうから、葉の少ない幼木の時にはこんな変わった形になるんでしょうか。

虫自体はまったく見ないので夜の間にたべられたんでしょうね。

ここにも静かな闘いです。

バリバリノキの新芽

バリバリノキ
バリバリノキ

覚えやすい名前の木です。

名前の由来は新芽の下に濃い緑の葉が見えますが、葉の縁が波打っていて、葉がこすれるとバリバリと音がしそうだからだそうです。

新芽は鮮やかな黄緑色。柔らかい葉が下がってますが、やがて硬くなって大きく広がります。

 

 

ちょっと早めのカクチョウラン

カクチョウラン
カクチョウラン

金作原原生林から帰り道、3年前の豪雨災害で崩落した斜面をふと見るとカクチョウランがきれいに咲いていました。

森の中ではまだ蕾で、通常は5月頃に咲く花です。

市内の庭先など、条件のいいところでは早めに咲いていますが、ここは斜面が崩落して日当たりがいいでしょうね。

「鹿児島県希少野生動植物に関する条例」指定植物

捕獲・採取を行った場合、罰則(最高で1年以下の懲役又は50万円以下の罰金)が科されることになります。