右のポスターは、1991年に名瀬市(現在の、奄美市名瀬)の企画コンペで採用されたもので、現在でも奄美大島の観光ポスターとして多く目にするとおもいます。
制作はカメラマンの浜田太さん。撮影は同年7月初旬梅雨明けのころです。
浜田さんによると、基本コンセプトは奄美のスケール感を出すイメージです。
以前は海辺に水着のモデルをはべらしたものばかりでした。
しかし、奄美大島に来た観光客は奄美大島はこんなにも大きな島なんですか。と驚いていましたので、奥深い森と海を出す事でスケールイメージを持ってほしかったそうです。
当時はハブがいるから森はだめだと固定概念でとらえていましたから、森をイメージした観光ポスターとしては初めてでした。
風になれは精霊が夜明け前の朝霧の中で美味しい空気をいっぱい吸っているイメージで癒しを感じさせるようにしました。光になれはギンギンに輝く太陽の下でたっぷり光を浴びるイメージです。
ということでお客さんがあのポスターのところへ行きたいと問い合わせがありコースが整備され今に至っています。